JR北海道は、新千歳空港の利用者増加や沿線地域の通勤・通学需要の高まりを受け、快速「エアポート」に新型通勤形交流電車「739系3000代」を導入します。
混雑緩和に向け、輸送力を大幅に向上
739系3000代は、新千歳空港駅の開業時から空港アクセスを担ってきた721系3000代の後継車両です。4号車の指定席「uシート」を除き、座席にはロングシートを採用。新型車両への置き換えが完了すると、快速「エアポート」の車両はすべてロングシート車に統一されます。さらに、車内の機器レイアウトを見直し、座席数も増加。1編成あたりの定員は721系3000代の527人から793人となり、輸送力も向上します。ラッシュ時や大型連休などの混雑緩和に加え、よりスムーズな乗降が期待できます。


千歳線をはじめ函館本線、学園都市線で活躍してきた「721系3000代」
バリアフリー設備を拡充し、安心・安全な旅をサポート
すべてのお客様に安心してご利用いただけるよう、車いすスペースを1編成あたり2箇所から6箇所へと大幅に拡充します。床面には他の場所と異なる色を採用して視認性を高めるとともに、介助者用の折り畳み式簡易腰掛も新設。さらに、防犯面では全車両に車内防犯カメラを新たに設置します。案内面では、車内案内表示器(ディスプレイ)を各車両3箇所に設置し、きめ細やかな情報提供を行います。

空港アクセスにふさわしいデザインと快適性
エクステリアは、視認性に優れた高運転台を採用。前面には、空港アクセス車両のシンボルとして航空機の主翼(ウイングレット)をイメージしたアクセントを配し、先進的で躍動感のあるデザインに仕上げています。4号車の指定席「uシート」は、座席構造を全面的に見直し、足元のスペースを拡大。ゆとりある上質な移動空間を提供します。

運行区間と営業運転開始
「739系3000代」は、2027年春から営業運転を開始する予定です。小樽~札幌~新千歳空港間の快速「エアポート」を中心に、函館本線小樽~岩見沢間、千歳線、学園都市線、室蘭本線苫小牧~沼ノ端間を運行します。
空港アクセスから通勤・通学まで、幅広い利用を支える公共交通として、JR北海道は今後も安全性と利便性の向上に努めてまいります。