釧路駅
北海道釧路 名店 かど屋監修 つぶ弁当
1,480円(税込)

つぶ焼の名店のおいしさを駅弁で堪能
釧路の夜に食べたいものは数あれど、やっぱり名物の「つぶ焼」は外せません。老舗の「つぶ焼 かど屋」に向かうと、お店の外まで甘く香ばしい匂いが漂っています。ビールやお酒などの飲み物以外のメニューはつぶ焼と醤油ラーメンの2品だけという潔さが魅力で、私も大好きなお店です。
つぶ焼は、青つぶ(ヒメエゾボラ)をじっくりと焼き、仕上げに秘伝のタレを注いだもの。竹串で殻から外して食すと、歯応えと濃厚なうま味、そしてタレの風味が口の中で一体となって、思わず唸るほどの美味です。これを釧路の地酒「福司」に合わせると最高!

このおいしさを手軽に味わいたい方には、「かど屋監修 つぶ弁当」がおすすめ。販売開始が2025年7月という新しい駅弁です。予約した弁当を釧路駅の「おにぎり屋ばんばん」で受け取って、特急「おおぞら」6号に乗り込みました。

シンプルな掛け紙を外すと、よく煮込まれたつぶが2個分も乗った茶色の炊き込みごはんが現れました。「弱火でじっくり煮て、つぶ本来のうま味や風味を生かしています。その出汁を使って炊いたご飯との相性は抜群です」と教えてくれたのは、旭川駅立売商会の村田さん。適度な歯応えがあるつぶに、昨夜のおいしい記憶が甦ります。

副菜には、つぶのウロ(内臓)煮をはじめ、彩りや味のバランス、食感を大切にした野菜の煮物がいっぱい。生姜のつくだ煮と桜大根漬がいいアクセントになっています。だし焼き玉子と、白身魚と豆腐のふんわり天のやさしい風味もうれしいですね。


開発の経緯を尋ねると、「釧路出身スタッフの『かど屋さんの味を駅弁にしたい』という思いからスタートしました」とのこと。飛び込みで相談したところ、「つぶのおいしさを全国に広めてもらえるなら」と古川社長は快諾だったそう。また、秘伝のタレまでもご提供いただき、その味に近づけるために何度も試作を繰り返してできたつぶ弁当。その苦労は見事に実を結び、名店の味を堪能できる駅弁に仕上がりました。道外でも入手可能なので、見かけたらぜひご賞味ください!
Information


北海道釧路 名店 かど屋監修 つぶ弁当
| 価格 | 1,480円(税込) |
|---|---|
| 販売場所 | 釧路駅「おにぎり屋ばんばん」 旭川駅構内コンコース 函館空港「THE HAKODATE DEPART」 東武百貨店池袋店 羽田空港 新大阪駅「旅弁当 駅弁にぎわい」 京都駅「旅弁当 駅弁にぎわい」 |
| 問い合わせ | 0120-323-190(旭川駅立売商会株式会社) |
※情報は取材時のものです。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
文・イラスト

青山 則靖
#フードプロデューサー
1973年生まれ、帯広市出身。フードプロデューサーとして飲食店のメニュー開発やレシピ制作、料理教室の開催など幅広く飲食に携わる事業を展開しており、テレビ番組やイベントなどでも人気を博している。エゾシカ料理やアイヌの伝統料理への造詣も深く、近年は札幌市内のカフェを間借りして「エゾシカ食堂」という飲食イベントを不定期で開催している。著書に「青ちゃんの解決レシピ 今さら聞けない料理の基本」(エイチエス出版)、「青ちゃん流 失敗知らずの定番料理」(北海道新聞社)がある。